Loading...

行き当たりばったり、はしご旅 国立・「Museum shop T」から行く

平日の午後17時、JR中央線・国立駅を降りた。「Museum shop T」はビルの3階、賑わう囲碁クラブのとなりにある。本棚に並ぶさまざまな本と、器や文房具、コーヒーにおやつも楽しめるのだ。奥の一角は展示スペース。ゆっくりと店内を眺めたあと、お店の方につぎのお店を聞いてみた。

紹介してもらったのは、植物と古道具の店「Plan」。駅前へ出て、線路と平行に伸びる道を西へ進む。大学通りや富士見通りに比べれば、静かな印象の通りだ。しばらく進んだところに”Plants and Antipues”の文字を見つけた。しかし残念ながらお休みで、調べたところ金・土・日曜日の営業だそう。

気を取り直して、他のお店に入ってみよう。来た道を駅の方へ戻ると左手に「しゅんかしゅんか」がある。近郊の農地で取れた野菜のほか、店内には味噌や卵、麦茶にジュースなどが並ぶ。向かいにはパン屋があり、この通りだけであしたの朝ごはんが揃いそう、なんて考えていると、お腹が空いてきた。系列の飲食店があるそうなので、行ってみよう。

富士見通りに入ってすぐの酒屋の地下へ降りると、売り場の奥に、クラフトビールが11種類そろう「CRAFT! KUNITA-CHIKA」とワインの種類が豊富な「くにたち村酒場」がある。どちらも地元産の野菜を使っているそう。うーん、きょうはビールの気分かな。開店時間の18時まで待つこと5分、満を持して入店。まずはライトなビールに、生ハムを。先ほど前を通った「アカリベーカリー」のラスクもついてきた。樽が空き次第銘柄が入れ替わるそうなので、また来たいなぁ。

「ビール、お好きなんですか?」と、気さくなスタッフがクラフトビールの店をたくさん教えてくれた。その中から、国分寺のバーへ寄ってみることに。「BEER CAFE GAMBRINUS」は、国分寺駅南口からほど近い雑居ビルの上階にあった。キャッシュオンで注文すると、慣れた手つきで注いでくれるビールは、泡がとってもなめらか!タップは12種類ほどあるようだ。サイズも4種類から選べるので、いろいろな楽しみ方ができそう。

店を出ると、時計は21時を指していた。酔い覚ましに、駅を通り抜け北口へ出てすこし歩くと、雰囲気のいい店が並ぶ通りに出る。あ、気になっていたあのお店に入ってみようかな。勢いにまかせてもう一杯だけ。今夜は燗酒で締めてから、帰路につくことにした。

書いた人

萩原葵

国立生まれ、三鷹育ち。武蔵野美術大学卒業後、すきなことを仕事にすべく個人事業主となる。2017年、日野に立ち飲みバーをオープン。

コメントを残す